大学生が音楽について書き殴るブログ

当ブログは邦ロックや洋ロックを中心に自分の感性と嗜好のままに、自由に音楽について語るブログでございます。

【ELLEGARDEN 】聴く者に必ず衝撃と稲妻を走らせる。邦ロック界に名を残す伝説のモンスターバンド。

www.ellegarden.jp


THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018

 

だだです。

 

第一回目では、邦ロック界を牽引する伝説のバンド『ELLEGARDEN』について。(以下エルレ)

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(L→R)

 高橋 宏貴(Dr. / Cho.)

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 生方 真一(Gt. / Cho.)

www.instagram.com

 

 

 細美 武士(Gt. / Vo.)

www.takeshihosomi.com

 

 

 高田 雄一(B. / Cho.)

twitter.com

 

  目次

 

エルレって? 

ロックを好んで聴く方々は、一度は聴いたことのあるバンドなのではないでしょうか。ロックファンでなくとも、テレビでBGMとして流れたり、ラジオで紹介されたり、DJイベントで使われたり… 音源自体を聞こうとは思わなくても、耳に覚えがある曲がたくさんあるかと思われます。また絶大な人気を誇る中テレビでの露出が極めて少ない、いわゆるロキノン系バンドの典型とも言えるでしょう。

 

私がエルレに出会ったのは3年前です。実は割と最近なんです。もともと細美武士がフロントマンを務めるバンド『the HIATUS』にハマっていた時期があり、その繋がりでエルレと出会いました。私の最初の印象は、ただただ衝撃しかなかったことを思い出します。エルレは2000年初頭にかけて活動が活発だったバンドです。当時のミックスやマスタリング技術のせいなのでしょうか。音源が気持ち荒く聴こえるのです。ただそこが絶妙にエモーショナルな疾走感を生んでいます。ギターの音はかなり尖っていて、ドラムも駆け抜ける感じがたまらんですね。スネアの音は非常に抜け感があり、聴いていて気持ち良いです。

そして何より、ボーカル細美武士の歌。私個人の好みなのですが、細美さんのような掠れてハスキーな歌声が非常にツボなのです。細美武士のようなハスキーボイスを使っている私好みの邦ロックボーカルといえば、ミスチル櫻井、ニコタッチ光村、マイヘア椎木、ブルエン田邊などです。ただこの辺りのボーカリスト細美武士とは決定的な差があるのは歴然です。なんといっても英語の発音ではないでしょうか。細美武士は神戸外国語大卒、サンフランシスコへの渡米経験もあり、流暢な英語を扱うことができます。そのため耳に聞こえてくる英詞は全く違和感なく聴くことができます。イカすね。細美武士の豊富な英語力のためか、エルレの楽曲の殆どは英語詞で構成されていて西海岸系のメロディックサウンドに仕上がっております。

私自身エルレにのめり込んだのは3年前からですが、エルレの名前自体は中学生の頃に知りました。その当時、エルレを聴いていた周りの友達が、てっきりエルレを洋楽だと勘違いしていたことを思い出します。私もエルレが邦楽だと知ったのは大学生のときでした。初めて音源だけ聴く方は、エルレが外国のバンドだと勘違いしてしまうのではないでしょうか。

 

エルレは1998年に結成、2000年初頭にかけてヒットしていました。フジロックサマソニ、ロッキンなど数々の大型ロックフェスにてメインステージを数多く経験。大トリの経験もあり。しかし人気絶頂の中、エルレは2008年に活動休止。理由は、メンバー間の作品制作におけるモチベーションのばらつきであったと言われています。しかし解散ではなく活動休止。また4人で戻ってくる旨をファンに告げ、新木場STUDIO COASTでの最後のライブを行いました。細美さんは活動休止中もthe HIATUSMONOEYESとして音楽活動を続け、自身のキャリアや方向性にストイックに向き合っていました。そして活動休止から10年。満を辞して2018年5月10日、突如エルレは活動再開を発表。全国のエルレファンやロックファンだけでなく、現役で活躍するバンドマンも混じって大きな話題になりました。

この日はTwitterのトレンドがエルレ関連で埋め尽くされていたのも記憶に新しいですね。公式Twitterの開設、ホームページの開設とともにライブツアー「THE BOYS ARE COME BACK IN TOWN TOUR 2018」の発表。対バンはONE OK ROCK活動休止ライブを行った新木場を含め全3公演を行いました。溜まっていた全国のロックファンがこぞってチケット争奪戦になり、チケットやグッズの転売も激しいものでした。メルカリではZOZOマリンスタジアム公演のスタンディングで最高60万円ほどの出品もされていました。様々な問題も起こりましたが、当ツアーは大成功を収めました。2019年はALLISTERの国内ツアーの対バンでのライブを始め、フジロックをはじめとする大型ロックフェスに数回参加予定。年内にツアーや新譜発表などは果たしてあるのでしょうか。今後の活動にも期待できますね。

 

 エルレがすごいと思う理由

1.音の厚さ

エルレの音の厚さの要素としてまず挙げられるのは、コーラス、アルペジオ、和音。これらを担っているのは生方真一(Gt./Cho)(以下ウブ)です。主なコーラスはウブが担当していますが、非常に聴いていて心地いいです。エルレの歌声を影から支える重要な要素と言えます。そしてギタープレイ。印象的なアルペジオが沢山あります。曲の展開や世界観に応じて、絶妙なタイミングでアルペジオを挟んでくる。表現性が高く、聴く人に様々な感情を生みます。そしてなんといっても和音の使い方。私は和音の知識自体は乏しいのですが、他のバンドと比べて和音の厚さはバチバチと感じます。サビの和音はただのパワーコードだけではなく、独自の和音が聴こえてくるのです。ウブのコード観は他のギタリストに追随を許さないクオリティを持っていると思います。

 

 

 

よくわからんけど。

My Hair is Badの楽曲に使われている和音は、おそらくエルレリスペクトだと思われます。

そしてドラム。こちらはシンプルな叩き方が多い印象ですが、とにかくうるさいです。いい意味で。ギターやボーカルに負けない存在感を放っております。高橋(Dr./Cho)のプレイは腕の上げ方が非常に独特です。激しいドラムプレイから繰り出される、疾走感と重量感のあるエイトビート。特に傑出すべきは、やはりスネア。音の飛び方が半端ないのです。私はエルレの音楽が好きな要因の中でもトップクラスに意識している要素です。めちゃくちゃ聴いててスカッとするんですよね。他のバンドの曲を聴いていてもここまで音の飛ぶスネアは類を見ないです。

うんこベース(高田(B./Cho))は、正直言って全くテクニカルなことをしていません。だからこそ、シンプルなベースとなりエルレの音楽を絶大な安心感の中で支えています。細美の和音にそのまま乗るようにベースは演奏されているので、音としてギターの音により重厚感を与えています。それが、曲全体の重厚感につなげている。エルレのベースはあまり注目されない風潮がありますが、割と重要な要素だと思いますよ。コーラス、アルペジオ、和音、ドラム、うんこベース。これらによってエルレは非常に肉厚なロックサウンドに仕上がっているのです。

 

2.曲の終わり方

エルレの曲って、いい意味で余韻を残さないんですよね。エルレの曲を嗜んでいる方なら分かると思いますが、注目すべきは曲の終わり。最後歌い終わった後は間奏やアウトロを入れず、曲が結構すぐ終わるんです。言いたいことを言ったらすぐに曲を終える。曲の一番最高潮のところで。聴く人に飽きやマンネリを感じさせず、一番気持ちいところで終わる。非常にカッコいいです。

 

 

3.ファンの拡大率

エルレのファンは、大きく分けて3つに分類できます。

1. 活動休止前からのファン

2. 活動休止中にハマったファン(the HIATUSMONOEYESから入ったファン)

3. 活動再開の話題で知り、ハマった新規ファン

ピックアップすべきなのは、2。活動休止って、曲も出さないしライブも行わない。言ってしまえば何もしてない状態なんです。それなのにファンが増え続けていたって、スゴくないですか?

私もその中の1人です。その背景としてはYoutubeやサブスク型音楽サービスの普及によってエルレの入り口がぐっと広がったからなのも要因の1つだと思います。

そして、元祖エルレファン。2000年初頭では爆発的な人気があり、ファンも流石に多いのです。現役のバンドマンの方々も、この時代にエルレに出会ってバンドを始めたという方も少なくないのです。ONE OK ROCKBLUE ENCOUNTMy Hair is Badなど現在若者に人気のこの辺りのバンドは、ルーツがエルレだと言われています。この辺のバンド、よくよく聴いてみると「あれ、ここのフレーズエルレじゃね?」みたいな箇所が割とあったりするんですよ。ブルエンに関しては歌詞にエルレ入れちゃってるし。

 現役で活躍しているバンドマンにたくさんの影響を与えているし、ここまで慕われているって、ステキですね。

 

ELLEGARDENはコレを聴いておけば間違いない

間違いないというか、エルレの楽曲は基本的に完成度が高く素晴らしい曲ばかりなので本当は全部聴いて欲しいんですけどね。

今回は、3曲聴けばELLEGARDENの音楽性がざっと要約して分かるようにピックアップしてます。

 

1.ジターバグ


ジターバグ [ MUSIC VIDEO Live ver ]

 

 2003年7月2日発売の2ndアルバム『BRING YOUR BOARD』の3曲目に収録。同年にシングルリカットもされています。それほど沢山の人に聴いてもらいたくて、思い入れのある曲なのでしょう。

エルレといえばコレ、という方も多いのではないでしょうか。ジターバグとは、魚を釣る時のルアーのことらしいです。

それまで英語詞の多かったエルレが、日本語詞に真剣に向き合った楽曲といわれています。

 

一切の情熱が
かき消されそうなときには

いつだって君の声が
この暗闇を切り裂いてくれてる
いつかそんな言葉が
僕のものになりますように
そうなりますように

 

 Bメロ-サビより。道に迷ったり、挫折しそうな人に向けたエナジー溢れる楽曲となっています。歌詞全体を見ればわかりますが、そのような人に向けて細美武士自身が語りかけるような形を取っていますね。

そして、メロディ。音楽経験初心者でも分かる王道進行ながらも、シンコペーションの効いたシンプルかつストレートに伝わってくるロックサウンドが、堪らないです。Bメロで伝わるなんとも言えない緊迫感。今飛び立とうとしている人が扉の前でじっくりと開くのを待っているような感じ、そしてサビで一気に駆け抜ける感じ。そんな情景が思い浮かびます。

この曲はエルレの代表曲となっていて、ライブでは必ず演奏される定番曲でもあります。

 

2. Red Hot

www.youtube.com

 2005年4月20日発売の4thアルバム『RIOT ON THE GRILL』の1曲目に収録。

エルレ屈指の2ビートロックチューンの代表曲として挙げます。エルレが元祖ではないと思いますが、この曲の展開は現在も沢山の若手ロックバンドに愛される定番の展開にもなりましたね。04Limited SazabysのBuster CallやSHANKのset the fireなどを聴くと分かると思われ。落ち着いた雰囲気のイントロから始まり、そこから爆発的な疾走感で突き進む感じ。非常にライブ映えしますよね。イントロでリフトが起こり、そこからダイバー続出の暴れ曲。サビでは軽快で明るい曲調になっていてとってもダンサブル。曲中は本当に休む場所がないですね。

You know what
When nothing's going right
You know what It's like a magic thing

I got the music playing
loud in my head
I got a red hot chili blows it away
I got the music playing
loud in my head
Turn the blinker off
We go straight ahead

 Bメロ-サビより。女の子のことばかり考えて、ぶくぶく太るだらしない男だけど、音楽を聴いているときは自分が無敵になったように感じる。そんな感じでしょうか。

 

3.Fire Cracker

youtu.be

 2006年11月8日発売の5thアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』の2曲目に収録。

こちらは私の一番好きな曲枠です。この曲、初めて聴いたときの感想は「かっけぇ」を超えて「天才か」でした。どの部分を取ってもかっこいい。一番お気に入りの曲です。

Now I finally understand

We're all here to play an endless game

And winning is just bad as losing

Am I sick

Not anymore

How could I be tonight

To find it floating in my static dream

Just sing it Sing it

Even though I've never said the words

Don't fake it no more

To find it floating in your static dream

Just sing it Sing it

Even though you've never said the words

I feel right now

 Aメロ-サビより。バンドのことを歌っている曲です。当時はELLEGARDENの人気が絶頂の中でした。その為、細美武士は自分の理想の音楽像とファンの理想像とのギャップ、バンドメンバーをはじめとする仲間たちとの思い違いに疑問や不安を抱いていたのでしょう。それでもいつか仲間やファンのために、理想を築き上げていきたい、という思いが詰まっている気がします。当時のエルレの人気の裏にある切迫した状況がリアルに伝わってくる曲です。その為かこの時代の細美武士は自身の音楽性が最大まで研ぎ澄まされている時で、疾走感を含みつつ壮大なスケールを感じる楽曲が多い印象です。

この曲も、超絶巨大な火の玉が地面をえぐりながら物凄いスピードで何かに向かって進んでいる、そんなイメージを持っています。疾走感たっぷりで骨太なロックサウンドが織りなす、エルレ屈指の名曲だと思います。肉厚なイントロから引き込まれること間違いなし。

 

 

他にもMissing、風の日、スターフィッシュ、stereoman、金星、Space Sonic、虹、Make A Wish…

キリがないです、コレ。本当に名曲揃いなんです。どの曲も、聴く人に衝撃や稲妻が走る曲ばかり。

 

おわりに

ELLEGARDEN。数々のロックファン、バンドマンに多大な影響を与えたモンスターバンドでございます。

私自身は、去年の復活ツアーのチケットが奇跡的に当たり、ZOZOマリン公演に行ってきました。

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本当に衝撃的でした。興奮と熱狂で、正直あまり記憶がありません。夢心地でした。そこには確かにエルレの4人が揃っていて、あのエルレがライブをしていました。本当に幸せな時間でした。グッズも購入したのですが、炎天下の中MONOEYES Tシャツで5時間近く並んで買った覚えがあります。欲しかったグッズが買えたので、良かったですが。この世でエルレファンの一員としてエルレの復活ライブというメモリアルなライブに参加できたことが、人生一番の思い出となっています。

 

このように2018年に待望の活動再開を発表し、今後はもっと精力的に活動していくと思われます。ひとつ気がかりなのは、細美武士がついに3バンド掛け持ちとなったこと。3バンドとも超人気バンドであり、それを並行してやっていくのは体力的にも精神的にも辛いでしょうね…

 

と思ったら、2019年のエルレはフェスに数回出演、the HIATUSは新アルバム発表とツアー発表、MONOEYESも新譜制作予告(おそらくツアーもやると思われる)。

 

細美さん、あなたバケモノっすよ。

 

生涯に音楽を捧げているその姿、本当にかっこいいです。細美さんに関しては、別の記事を書く予定でございます。the HIATUSMONOEYESに関しても同様に執筆予定。

少しでもエルレに興味を持ったのであれば、ベストアルバムが出ているのでまずはそれを聴くことをお勧めします。そして少しでも「かっけぇ」と思ったら他のアルバムも聴いてみてください。もっと言うと、シングルのカップリングも聴いて欲しいと思っています。エルレカップリング曲、隠れた名曲が多いのです。エルレについて書きたいことはまだあるんですが、次の記事に向けてハードルが上がってしまいそうなので、今回はこの辺にしておきます。

 

活動再開を発表し、再度話題を呼んでいる今アツいバンド、ELLEGARDEN。聴けばきっと、あなたの音楽観がひっくり返るような衝撃を受けると思います。

www.ellegarden.jp

 

 

 

はじめに

いらっしゃいませ。

 

当ブログでは音楽(邦楽ロック/洋楽ロック)を好んで聴きまくっているクソ大学生の自己満足用ブログです。

 

自分の趣味のこととなると、自分の先入観などが入り混じった主観的な文章しかかけないとは思いますが…

 

あくまで自分の音楽という趣味の一環、

記録用としても使う事なので、気にしないでください。

 

そして何より、このブログを読んで…

 

「何このバンド、かっけぇ」

 

「このバンド、名前だけは聴いたことあるけど調べてみようかな」

 

という声が少しでも生まれたら幸いでございます。

 

 

簡単な自己紹介を書き連ねます。

 

出身 : 東京都

大学 : 都内某国公立大学(理系)

血液型 : O型

年齢 : 21才

性別 : 男

身長 : 168.8cm

体重 : 59kg

趣味 : 音楽鑑賞/ライブ鑑賞/ファッション/スマブラ

原点 : BUMP OF CHICKEN

頂点 : ELLEGARDEN

 

 

また、はてなブログの扱いにまだ慣れていないため非常に質素なブログとなっております。

 

HTMLは一応経験しているので、復習しつつ読みやすい、見ていて楽しいブログを目指していく所存でございます。

 

注意ですが、中の人は実際の音楽演奏経験はほとんどない上に、音楽界隈の知識は薄々の薄であると思われます。そのため…

拙い文章

失礼な文章

にわかな文章

不確定な文章

で構成されると思われます。ご了承ください。

 

あくまで、私の思ったことや書きたいことを思いのままに書いていきます。音楽を趣味程度に聴いている、どこにでもいる大学生のリアルな文章だと思ってください。